時 代 | 現代:平成23年製作 |
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形 状 | 太刀:鎬造、庵棟 |
長 さ | 79.6cm / 二尺六寸二分 |
反 り | 2.9cm / 九分六厘 |
元 幅 | 2.9cm / 九分六厘 |
元 重 | 0.6cm / 一分九厘 |
目釘孔 | 一ツ |
附 属 | 白鞘 / 赤銅地ハバキ |
価 格 | ¥1,000,000- |
太刀 : 宗永
造込 鎬造、庵棟、身幅尋常 寸延びて 腰反り強く付き 中鋒
地 小板目詰み、地景入り 地沸付く
刃 直刃調に小丁子まじえ 小足入り 淡く小沸付く
帽子 直ぐで小丸
刀匠 宗永 作刀第一作目 の作品です。 藤原宗永 刀匠は、昭和59年(1984)生まれ。 愛媛県の藤田國宗 刀匠 の元で修行を積み、平成23年に日本刀製作承認を得ました。 本太刀は 製作承認を得た直後に作製たされもので、まさに記念すべき一振りです。
腰で大きく反った姿、小板目詰み 地沸の付いた鉄(かね)に、小沸の付いた直刃の仕立ては、宗永刀匠が私淑する粟田口を想い、全身全霊をかけて その形を現したものです。 それは丹念に鍛えられた鉄や、刃文の所々に見せる細かな働きからも、宗永刀匠の真摯な研究の一端を窺い知ることが出来ます。
刀匠の第一作目は、その刀匠が目指すところが強く現れ、その後の作品の方向性を形作る、大変重要なものです。
現代に御刀の製作意義を見い出し、その作品を世に問いただし始めた 刀匠 宗永 の御太刀。 今後を定める大変貴重な一振りです。
干将庵 / 2012年9月24日
昭和59年 | 生誕 福島県いわき市出身 |
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平成16年 | 愛媛県 藤田三郎國宗 刀匠に入門 |
平成20年 | 文化庁作刀承認認可 |
平成22年 | 全日本刀匠会主催 お守り刀展 出品 |
平成23年 | 平成16年より 熱田神宮 御神前刀剣鍛錬奉納 奉仕 |
〃 | 独立 いわき市内にて鍛錬所設営予定 |